どうも、しんのすけです。今日は不安の解消法について書きます。
新型コロナウイルスによって日本含め、世界全体の行先が不透明になっていますよね。もはやこれは誰の責任でもないし、誰かを非難しても解決する話ではありません。
ただでさえ数年後がどうなっているかわからない時代で、不安になっている人も多いと思います。
結論からいうと、「こうすればいい」なんて答えはないというのが回答なんですが、それだけだとちょっと寂しい。
試行錯誤しなければいけない、答えがないと分かっていてもなかなか前に進めるもんではありませんよね。
答えがない不安定な時代をどう生きていくのか?
不安という壁を破って行動するにはどうしたらいいのか?ということについてシェアしたいと思います。
不安の原因は『期待』と『恐怖』
結論からいっちゃうと、不安になるのって『期待』と『恐怖』が混じってしまっているからなんですよね。
「こうなったらいいな」という『期待』と、「こうなったら嫌だな」という『恐怖』。
そしてこの『期待』と『恐怖』はどちらとも確定していない。
たとえば、自分が勤めている会社の業績が悪くて将来がないように感じたとします。だからといってすぐに会社を辞める決断ができる人は少ないでしょう。
なぜなら、まだ会社が潰れるなんて確定していない。もしかしたら、この先業績が回復して給料や待遇が上がるかもしれない。
一方で、潰れたら自分の収入がなくなって生活ができなくなってしまう。…不安だなあ。。。
こういった不安のタネは多かれ少なかれ、誰しもが持っているものだと思います。そしてこれが人生の本質というものです。
そもそも答えなんて、ない
そもそも人生に答えなんて最初から存在していない。
「いや、そんなこと頭ではわかってるんだよ」と言いたくなりますよね。
小学校や中学校では、決められた授業の中でまるで生き方に答えがあるような教育を受けますが、そんなことが幻想であることはネット社会の現代なら物心ついた子供であれば感づいていると思います。
成人した大人であれば「人生に答えなんてない」ってことは、もっと体感としてわかるはず。
悩みながら生きていくのが人間の性なんだと。
『期待』と『恐怖』の中で不安を抱えながら、とりあえずの答えを出しながら進しかない。
一度見つけた答えらしきものも、一生使えるものではなく、状況や時代背景によっては陳腐化してしまう。
そういった混乱の中で人は生きているんですね。
『将来』は自分の想像力の中にある
「数年先の未来はこんな感じになるだろうなぁ…」という将来像というのは、自分の想像力の中にあります。
つまり、『期待』も『不安』も自分の想像力の中で起こっていることです。
そして、僕ら人間は自分の知っていることしか想像できません。知らない国の名前は、一生懸命考えても絶対に頭の中に浮かぶことはありません。知らない人の顔は思い浮かべることはできません。
ここが難しくて、知識が増えれば増えるほど不安が少なくなることもあれば、大きくなることもある。
たとえば、子供は何も知らないからこそ大人より精神的に自由です。
絵が下手くそでも、関係なく自分の描きたいように書く。「誰かに笑われないかな…」という不安なんか、ほとんどありません。「やってみたい!」というシンプルな行動原理で動くことができる。
しかし、無知が故に失敗もする。
一方で大人の行動原理は、「過去事例からの未来予想」です。
たとえば「私は子供の頃から●●が苦手だ。だから私は●●ができない。」というふうな固定観念で動いてしまう。
これが「私は子供の頃から●●が得意だ。だから私は●●には自信がある。」とプラス方向に働けば良いんですが、マイナス方向に働くこともある。
もし、今自分がマイナス方向だと感じるなら、この予定調和を壊す必要があるんですよね。
決断力と対応力を身につけよう
ここまでをまとめると下記のとおりです。
- 不安は『期待』と『恐怖』が混ざった状態
- 『期待』も『恐怖』も自分の想像
- 未来は何も決まっていない、正しい答えなんてない
- 知識が増えれば『期待』も『恐怖』も増える
現代はとくに情報多寡なので、頭の中はごちゃごちゃにこんがらかってしまうはずです。そうすると、当たり前のように行動力が落ちていってしまう。
その時に大切なのが『決断力』と『対応力』です。
解説してきたように、未来なんてそもそも何も決まっていません。そのため、未来を基準にしようとしてもまったくアテにならない。どこまでいっても想像の域を出ない。
半年前くらいまで、多くの人が「2020年の夏はオリンピックで盛り上がっているはずだ!」と思っていたはずです。バタバタと大企業でさえ倒産している事態です。政府も対応に困ってつぎはぎの政策を打ち出している真っ只中です。
つまり、どんな金持ちでも、どんな権力者でも、半年先さえ予想できなかった。これが現実です。
『決断力』とは”決め付け力”
不安が強い人は、『期待』と『恐怖』という2つの予想が対立している状態です。
もしその不安が続くのであれば、苦しいのであれば、もういっそのこと決め付けてしまう。
「会社が潰れそう…。大丈夫かな…。」と不安になるのであれば、「3年以内にこの会社は絶対に潰れる」というふうに決め付けてしまう。
ちょっと強引な方法ですが、この決め付け力が行動するにはめちゃくちゃ重要なんです。
へんな期待を持つことで不安になってしまうのであれば、絶望(恐怖)の方を受け入れてしまった方が精神的には楽になるんです。
フリーランス業界ではよく「誰も助けてくれないという前提で生きろ」とよく言われます。
これは、他人は冷たいとか、本当に助けてくれないとか、そういうことを言いたいわけではない。
「いつか誰か助けてくれる」と思っているから辛い。だったら「誰も助けてくれない」という前提で生きた方が精神的にラク。
モヤモヤとした不確定なものに頼るより、勝手に決めつけてしまった方が気持ちよく前に進むことができるんですね。
『対応力』を磨けば未来は怖くない
「決めつけて進んだ方向が間違ってたらどうするんだ!」という心配する人もいると思います。
そこで、『決断力(決め付け力)』と合わせて大切なのは、『対応力』です。
未来のことは決まっていないし、時代によって何が起こるかわらかない。決め付けて進んだ方向でうまくいかないことだってあります。
そのときに大切なのが『対応力』であり、状況を判断する力です。
たとえば、勤めていた会社がブラック企業だったから、思い切って転職したらもっと最悪なブラック企業だったとします。
だったら、「転職したのは失敗だった…」と落ち込む必要はありません。
また転職すればいいんです。
つまり、行動した先の未来がどうであっても、自分が気に入らないのであればまたその場所から変えいけばいい。
これ、めっちゃ大切です。
未来は予測できない、何も決まってない、ランダムで何かが起こる。
つまり、 人生は多かれ少なかれ”ギャンブル的な運の要素”があるわけです。
- 学校は辞めた方がいいか?続けた方がいいか?
- 大学はいくべきか?いかないべきか?
- 会社は辞めた方がいいか?続けた方がいいか?
- 離婚はした方がいいか?しない方がいいか?
これらの問いに答えはありません。
できるのは「選んだ方が正解になるように行動すること」だけです。
なので、ハズレくじを引いたなら、そのハズレくじを捨ててしまって、また別のくじを引けば良い。ハズレくじを持ったまま「自分は不幸だ…ついてない…人生終わった…」なんて思い悩む必要なんてないんです。
コントロールできるものは、自分自身の行動です。いますぐ0円で使えるコスパの良い最強のツールは自分自身です。
まとめ
「不安になるなら、決め付けてしまえ!」
結局僕らは自分の思考で悩んでしまっているし、不安になっている。だからこそ、それを解決できるのは自分の思考でしかないんですね。
未来は不確定だからこそ、とりあえずの結論を決め付けて行動するしかない。
どんな実業家も、成功者と呼ばれる人も未来が分かっているわけではないんです。
行動の中から当たりと思われる道を見つけていく。
とくに過去の「一生同じ会社で働く」というような予定調和な世の中ではなくなってきたからこそ、決め付け思考は大切です。
では今日はこれで。
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