今回はお金のメンタルブロック(心理的抵抗感)をなくす方法について紹介します。
とくにフリーランスとして自分の能力で生計を立てようとか、経営者になろうとしている人は知っておいた方が良い内容です。
- 自分の力で稼ぎたい
- 将来的に経営者になりたい
- やりたいことはあるけどお金に抵抗感がある
お金のメンタルブロックが自分の目標や理想への道を邪魔していると感じている方はぜひ参考にしてください。
【注意】メンタルブロックは存在しない
メンタルブロックとは簡単にいうと「抵抗感」です。
メンタルブロックとは、人が何かの行動を起こそうと思った際に、自分には無理なのではないか、人から批判されるのではないか、などと思う否定的な思考のこと。
または、その結果として行動を起こすことができなくなっている状態。
実際に他人から否定されているわけではなく、自分のなかで否定的に考えてしまうってことですね。
最初に絶対覚えておいて欲しいのは“メンタルブロックなんてものは存在しない”ということです。
「は?お前も散々メンタルブロックって言葉を使ってるじゃねーか!」と怒られるかもしれませんが、メンタルブロックは存在しません。
存在しないというか、物理的なものではないってことです。
あなたの心の中に「お金は受け付けません!」って書かれた物理的な壁があるというわけではないんですね。
これは勘違いしないようにしましょう。
よくあるのは「私はお金のメンタルブロックがある」、「お金のメンタルブロックがあるから稼げないんだ」といった感じで呪文のように唱えてしまうこと。
このように自己暗示をかけていると、いつの間にか「メンタルブロックのせいで●●ができない」と考える思考のクセがつき、囚われすぎてしまいます。
メンタルブロックなんてものは実在しない。
これは忘れないようにしましょう。
なぜメンタルブロックという言葉があるのか?
メンタルブロックという言葉がある理由は、あくまでも”抵抗感を認識しやすくするため”です。
モヤモヤとする気持ちにメンタルブロックという名前をつけ、仮想敵を作ってるだけなんですよね。
よくわからない”モヤモヤとしたもの”を”メンタルブロック”として仮想敵にする。
認識できれば「よっしゃ!じゃあその壁を乗り越えよう!」という気持ちになるから、メンタルブロックという名前がついているんです。
繰り返しになりますが、メンタルブロックって実在するものじゃなくて、あくまでも抽象化された概念です。
ここは間違わないようにしましょう。
お金への抵抗感はどこからくる?
そもそもお金の抵抗感があるのは、一般的な感覚だと思います。
なぜなら、資本主義社会のなかで生きていれば「お金は大切なもの」、「簡単には手に入らないもの」という感覚が自然と身につくからです。
しかし、日本は資本主義なのに、学校教育ではお金の稼ぎ方を教えてくれません。
これもお金への抵抗感が生まれる原因になっていると思います。
例えば、学生時代に人前でプレゼンテーションする機会が少なければ、社会人になってもプレゼンすることに苦手意識・抵抗感を覚えますよね。
プレゼンは重要で失敗できない、でもプレゼンの経験が少ないので抵抗感がある。
お金も同じような感じではないでしょうか。
お金は大事なもの、でも稼ぐ経験をしたことがないから、初めてだと抵抗感がある。
これは「メンタルブロック」ではなく「ただ単純に慣れてないだけ」と考えてみると、ごく自然なことかもしれません。
お金を神様のように扱わない
ではどうやってお金への抵抗感、メンタルブロックを解消すれば良いのか。
まずはお金を過度に大切にしすぎることをやめましょう。
統計などをとったわけではないですが、お金をもらったり稼いだりすることに抵抗感がある人は、お金を過度に大切にしているという特徴があります。
もちろんお金は生活するために必要なものですが、お金はあくまでも”道具”であり”手段”です。
でも「お金は人生において最も重要なモノ」と考えていると、それを人からもらうことに抵抗感が生まれてしまう。
僕もそうだったのでわかるんですが、お金を大切にしすぎる人は必要なモノがあっても「うわ〜…お金払いたくないな」と、お金を出すことを渋ってしまう。
その結果、「そんな大切なモノ(お金)を人からもらうのは抵抗がある…」という価値観になります。
お金は本来必要なものと交換するための”道具”です。
自分のなかで「お金」というもののランキングを少し落としてみましょう。
「必要なものがあるときには払うのが当たり前だよね」という価値観になれば、自分がサービスを提供するときにお金をもらうことへ違和感を覚えなくなるはずです。
ちなみに、お金を道具として扱い、お金よりも自分のやりたいことを優先するための方法については別の記事で紹介しています。
気になる方はそちらを参考にしてください。
現実的な金額から目指す
お金のメンタルブロックを解消する現実的な方法は、今の自分にとって現実的な金額から稼ぎ始めることです。
例えば、自分のサービスを1円で売るのはどうか。
「それは流石に安すぎる!」と思うなら10円は?
100円は?
500円は?
という風に上げていってみましょう。
どこかの段階で「これくらいなら稼げそうだな」という金額があるはずです。
最初から自分の理想の金額を目指すのではなく、お金への抵抗感をなくす練習として現実的な金額設定をしましょうってことです。
初めから高い目標を設定しまい、そのプレッシャーで動けなくなってしまう。というのはよくある話ですよね。
特に最初なんて相場もわからないし、経験もないから自信もない。
最初から理想の金額を稼ごうとするからお金への抵抗感が生まれてしまう。
まずはその前段階として、お金への抵抗感をなくすという目的で現実的な金額を稼いでみましょう。
金額の3倍努力する
僕ももともとサラリーマンだったので、お金へのメンタルブロックがありました。
いろんな人を参考にしてお金への抵抗感を消そうと思ったけどなかなかできなかった。
もちろん個人事業主として起業したあともクライアントに交渉するのは苦手でした。
そんな僕が一番しっくりきた方法を紹介しますね。
それは、もらう金額の3倍の価値を与えるつもりで仕事をするという方法です。
例えば、依頼された仕事が1回1万円のセミナーだったとしましょう。
だったら「これ、3万円くらいもらってもおかしくないよな」という内容にする。
Youtubeやブログのような無料で提供できるコンテンツだったら「これお金をもらってもおかしくないよな」というクオリティのものを提供する。
個人的には相手をテクニックで騙したり、誤魔化してクオリティ以上のお金をもらうより、断然こちらの方が精神的に楽です。
もらうお金より、与えた価値の方が高いと自分自身が感じるなら、お金をもらうことへの抵抗感は減るはずです。
まとめ
今回の内容を簡潔にまとめると下記のとおりです。
- メンタルブロックに囚われすぎない
- お金は日頃から”道具”として扱う
- 現実的な金額から少しずつ稼ぐ
- 金額の3倍もらっても良いと思える仕事をする
いずれにしろ、まだ1円も稼いだことがないのであれば、それはメンタルブロックではありません。
ただ慣れていないだけです。
今はクラウドワークスやランサーズのようなサイトでちょっとしたお小遣いが稼げる時代です。
ぜひ一度「自分のスキルで稼ぐ」という体験をしてみてください。
では今日はこれで。
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