お金を使わずに生活レベルを上げる方法とは?AI時代に必要なお金の考え方について知っておくべきこと

今回は、お金を使わずに生活レベルや幸福度を上げる方法について紹介します。

テクノロジーが急激に進化している昨今「AIに仕事を奪われる」、「大量リストラの時代になる」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。

そのような不安があると「持っているお金を増やしたい」と考えるのが普通だと思うんですが、この考え方はちょっと危険です。

お金を増やそうとして不幸になっている人はたくさんいますからね。

ではどうすれば良いのか?

あくまでも僕自身が個人事業主として自分でお金を稼ぎ、いろんな知識人の考え方を取り入れた結果の回答なので、万人に「ああ、なるほど。」と納得してもらえるものかはわかりません。

僕自身は個人事業主なので、一般的な社会人の方より収入の不安定性は高いと思います。

しかし、今回紹介する考え方があるから、精神的な余裕を持って事業活動に望めているといっても過言じゃありません。

「お金についてこんな考え方もあるんだな」程度でもいいので、参考にしてください。

知っておくべきお金の怖さ

お金の怖さって「お金がなければ何もできない」という思考のクセがついてしまうことです。

資本主義の国ではお金があれば大抵の不便は解消できますよね。

「お金があれば大抵のことができる」というのは、裏を返せば「お金がないとほとんどのことはできない」という考え方になってしまうこと。

しかし、この考え方が危険なのは、すべてに対してお金に依存する考え方になってしまう点です。

  • お金がなければ幸せになれない
  • お金がなければ夢は叶わない
  • お金がなければ何も始められない

つまり、お金では解決できないことも解決できると思ってしまう。

いわゆるお金信者になってしまうってことですね。

貧乏と貧困の違い

これはYoutubeでも人気の評論家、文筆家である岡田斗司夫さんが言っていることなんですが、貧乏と貧困って違うんです。

『貧乏』は貧しくて乏しいと書くんですけども、『貧困』っていうのはですね貧しくて困るという状態なんですね。

困らない限り貧乏は別に悪かないというのが僕の考えなんですよ。

引用元:岡田斗司夫ゼミ#145 – YouTubeより

岡田斗司夫さんはこの話をジブリアニメの『火垂の墓』の主人公を例にして説明しています。

主人公である清太は幼い妹の節子を守りながら必死に生きるんだけど、最終的には節子は栄養失調で亡くなり、清太も駅で息絶えてしまう。

この2人には親の遺産があって、お金はあったんですが、戦時中〜戦後ということもあって物不足だった。

じゃあ、この2人は死ぬしかなかったのか?というと、実はそうではなかった。

最後のシーンでおにぎりを恵んでくれる人の描写があったように、あの時代でも親切な見知らぬ人がいることを示唆しています。

つまり、清太たちが頭を下げて「すみません、助けてください」といえば、もしかしたら生き延びることができたかもしれないということです。

貧乏=不幸なんじゃなくて、貧しい状況で視野が狭くなり、困ってしまう。これが『貧困』というわけですね。

この話、個人的にはめちゃくちゃ納得してしまいました。

お金と自分の価値を切り離す

話を戻すと、「お金がないと何もできない」という考え方は『貧困』と言えます。

僕も昔メルマガで、資格試験のために借金したお金の返済で困っている方からメールをもらったことがあります。

その方は、何か生活に問題があるわけではなく「借金があること」について悩んでいたんですね。

つまり、”借金をしている自分=ダメ人間”という価値観を持ってしまい、将来に不安を感じていたということです。

資本主義の国に生きていると、お金持ち=勝ち組、貧乏=負け組っていう考え方が染み付いてしまうので、こういう考え方になるのも頷けます。

でも、一旦その考え方を捨てた方が精神的には楽だし、捨てた方が幸福度は上がると思います。

持っている金額を自分の価値だと勘違いすると、口座の残高が上下するたびに精神を振り回される。

よく考えてみてください。

上下しているのはただの数字であって「借金したら手・足が動かなくなった」、「借金をしたから声がでなくなった」なんてことはないですよね。

要するに、借金したとしてもただ口座上の数字が動いただけであって、自分自身には何も変化がないってことです。

「お金がないと何もできない」という考え方は『貧困』といったのも同じです。

お金がなくても自分の手足が動かないわけではないので、よく考えればお金以外にも解決する方法はあるってことですね。

貧乏が負け組、お金持ちが勝ち組みではない理由

勝ち組、負け組という括りで考えること自体に問題があると思う!…っていう綺麗事は置いといて、もっと腑に落ちる形で説明したいと思います。

お金持ち=勝ち組、貧乏=負け組って考えてしまうのは、おそらく人生を競争と捉えているからなんですよね。

競争だから自分以外は全員敵。

この生き方って、才能がある人以外にとっては地獄です。

自分が金持ちになるまで、他の金持ちに勝つまで死ぬまで競争しなきゃいけないから。

その考え方を一旦やめて、「金持ちがいるから、自分が貧乏でも楽しく生きていける」と考えてみてください。

金持ちがいるほど自分は豊かになる

成功している実業家や会社の経営者はよく「人には得意なことをやらせろ」と言います。

得意なことがある人が、その得意なことをやった方がものごとは効率的に進むし、クオリティの高いものが生まれるからですね。

例えば、Amazonやapple、Googleといったサービスに当てはめて考えてみましょう。

頭のいい人がAmazonやapple、Googleを作ったから、僕らは便利なサービスを低コストで利用できていますよね。

無自覚かもしれませんが、頭のいい人たちがとんでもなく天才的な発明をし、サービスを提供してくれることによって、僕らの生活は信じられないくらい豊かになっているんですね。

僕は大した勉強もせず、偏差値40の職業訓練校に入るのにも2浪したし、会社も半うつ病になって辞めるような人間です。

控えめに言っても「頭がいい人」とは言えないでしょう。

でも、そんな僕がアホみたいな顔でダラダラして生きていても、Amazonやapple、Googleみたいなものすごいサービスが生まれ、その恩恵を今現在受けているわけです。

GoogleがYoutubeのメンテナンスや開発費に何兆円かけているか知りませんが、僕らは無料でそのサービスを利用できます。

自分がどんなにダラけていても、頭のいい人が毎日働いて頑張ってくれているおかげで便利に生きれている。

これ、めちゃくちゃすごくないですか?

つまり、頭のいい人がお金持ちになってすごいサービスを作ってくれれば、自分も得するってことですね。

値段のないものに自分で値段をつける

これからの時代「お金」という指標しか持っていない人は、さらに生きづらくなると思います。

おそらく自分のことを貧乏だと思っている人も、他人と比べているのは年収とか貯金残高ではないでしょうか。

たしかに数字は視覚的に比較しやすいし、わかりやすい。

例えば、平均年収も1990年代中盤をピークに下がっているため、「昔の人に比べて給料が少ない」と感じる人も多いはず。


引用元:平均給与(実質)の推移(1年を通じて勤務した給与所得者)|厚生労働省

しかし、数字(お金)ではなく、受けている恩恵で比較してみるとどうでしょうか。

例えば、昔の人は映画を観るのに1回1,800円かかっていました。

今でも映画館でみるとそのくらいするかもしれませんが、ネットで見ればどうでしょうか。

NetflixやAmazonプライムみたいな月額1,000円程度で大量の映画が見放題です。

つまり、年収という数字で比較すると貧しくなっていたとしても、生活レベルは爆発的に向上しているということです。

1980年代に年収1,000万円を稼いでいた人でも、現代人のような便利な生活はできなかったはずです。

世の中のすべてが自分の財産

そもそもの話をすると、お金とは世の中をぐるぐる回っているものであり、誰のものでもありません。

自分がお金を払って何かを購入すると、そのお金が財布から出ていくので減ったような気がするのですが、お金自体が消滅しているわけではありません。

自分の財布から出ていったお金は、次の取引に活用されているんですね。

さっき説明したように、お金はうまく使える人が持った方が便利なサービスが生まれて世の中が便利になります。

自分がお金を持っていなくても、頭のいい人が数兆円のお金を使って開発したサービスを、僕らは無料で使えたりします。

たとえ僕らが自分の生活費分だけしか稼げなくても、すごい人たちがすごいサービスを作って還元してくれる。

そう考えたら「別に自分が頑張ってお金持ちになる必要ないな」って思えるはずです。

余談:自分でお金を稼いだ経験からいえること

僕も起業した当初は「お金持ち」に憧れていました。

でも、実際に年収数千万円みたいな人に会ってみると、それほど羨ましくなくなります。

だって、毎日仕事のことを考えていたり、人によってはお金の話ばかりしている。

それって本当に幸せなのかな?って思うんですよね。

たしかに年収数千万円になれば高級車を買えるかもしれません。

タワマンみたいな大きな広い家に住めるかもしれません。

予約制のレストランで高級食材を使った料理を食べれるかもしれません。

でもその反面、「その生活を維持するためには、稼ぎ続けなければならない」という負の面もあります。

やってる仕事が楽しければいいんですが、そうでない場合は本当に地獄だと思いますよ。

お金は多く稼げば良いというわけではなく、自分の幸せにとって必要な金額を稼ぐことが大事なんですね。

まとめ

今回の記事は嫌儲主義をおすすめしているわけではなく、お金との付き合い方を考え直す機会になればと思って書きました。

お金に人生を奪われないためにも大切な考え方だと思うので参考にしてください。

他の記事ではお金に対する抵抗感(メンタルブロック)についても解説しています。

こちらの記事もお金との付き合い方を考えるうえで大切なことを紹介しているので参考にしてください。

では今日はこれで。

2 件のコメント

  • しんのすけさんこんにちはいつもありがとうございます。
    お金持ちがいるほど自分が豊かになる!
    この言葉に衝撃を受けました。しんのすけさんの説明を読んで、確かに!っと納得しました。

    私は凄く幸せなんですが、ただお金にはゆとりがなくいつもお金に執着してしまいます
    高級品は買えなくても、何不自由なく生活できているのにね
    それと、お金は誰のものでもなく、ぐるぐるまわってるだけ!って言うのも、確かにそうなのかも?っておもい、何だかとても安心して自分の心に余裕がでてきました。
    大切なことを教えて頂き感謝しています。
    ありがとうございます‍♀️
    これからもよろしくお願いします

    • コメントありがとうございます。
      そういっていただけると書いている甲斐があります!

      お金への執着を完全に拭い去るの難しいですよね。
      お金についてはまだまだ紹介したいことがあるので、また更新したらメルマガでお知らせしますね。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です