「やりたいことはお金がないとできない」は嘘?それとも本当?好きなことで稼ぐまでの考え方

どうも、しんのすけです。

今回は、やりたいこととお金とのバランスについてです。

「やりたいことはあるけど、お金がない(お金が心配)」って人は多いと思うんですよ。

よく実業家とか、好きなことで成功している人が「やりたいことをやるためにお金は必要ない」なんていいますが、この意見についてどう思いますか?

僕は半分賛成で、半分反対です。

っていうのも、僕自身が会社を辞めて起業するまで、実際にお金には結構苦労したからなんです。

だから「お金が全てではない」っていうのには賛成できるけど、「お金は必要ない」っていうのは少し違和感がある。

今回はどのようにやりたいこととお金というテーマに向き合えば良いのか?について、紹介しますね。

これは僕自身が実際に仕事を辞めて自分で生計を立てられるまでに実践し、今現在でも役に立っている考え方です。

まずは「お金がある」という状態を作る

まず結論からいうと、収入ー支出=プラスっていう状態を作る。これだけです。

やりたいことをやるまでのお金の問題を解決する最も簡単な答えは、収入ー支出=プラスっていう状態を作る。

本当にたったこれだけです。

「お金がある状態」って聞くと、年収1,000万円くらいあって悠々自適な生活をしている人のようなイメージがあると思います。

でも、最初からそんな状態の人なんてほとんどいません。

お金に余裕があるっていうのは、収入が多いということではなく収入ー支出=プラスっていう状態のことを指すんですね。

例えば月収が15万円でも、毎月出ていくお金が13万円なら毎月プラス2万円の余裕があるってことになります。

逆に、月収が25万円でも、毎月出ていくお金が30万円なら毎月マイナス5万円で、お金に余裕がないという状態。

めちゃくちゃ簡単な足し算、引き算ですが、やりたいことをする人生にとってはすごく大切な考え方です。

「お金が必要」と思うほどやりたいことができなくなる

収入ー支出=プラスっていう状態になればOK。

「いやいや、お金はあった方がいいでしょ。」、「やりたいことにはお金が必要でしょ。」っていうのは、多くの人がハマる罠なんです。

これ、僕にも経験があって、僕は毎月に必要なお金(生活費)に+15万円くらいないと不安でした。

+2万円〜3万円くらいだったらその時々の出費で消費しちゃうんで、できれば+15万円あれば嬉しい。と思っていました。

もちろんこの考えが悪いというわけではないんですが、かといってお金を求め過ぎてしまうと次はやりたいことに費やす『時間』がなくなってしまう。

これが致命的なんですね。

たぶん、たいていの人は最初に従業員(雇われ人)という立場からスタートすると思います。

つまり時給制もしくは固定給でお金を稼ぐという働き方ですね。

時給制・固定給で働いている状態で「お金を増やしたい」と思ったら、選択肢は2つです。

  1. より高給の仕事に就く
  2. 仕事(働く時間や勤め先)を増やす

短時間で高い給料がもらえる職種ならいいかもしれませんが、そんな職種もなかなかありません。

そのため「お金がないから好きなことができない!だからお金を増やそう」とすると、高い確率で時間がなくなっていきます。

その結果、次は「お金よりもやりたいことをするための時間がない」という状態になっていくんですよね。

ちなみに『貧乏』とは、好きなモノが買えないことではなく、財産や収入が少なくて生活が苦しいこと。(※)

つまり、生活できる状態の人はすでに貧乏から抜け出してるってことです。

なので、お金を増やすことを考えるより、まずは収入-支出=プラスの状態に保てる状態になるように、バランスを整える。

簡単な足し算・引き算なんですが、この収支のバランス感覚は資本主義の国で楽しく生きていくうえですごく大切です。

(※)参照:貧乏とは – コトバンク

やりたいことはお金がないとできない?

本題の「やりたいことにお金は必要か」ということについてです。

ここまで紹介したように、まずは必要最低限の生活費を稼ぐことが大切。

そしてその生活費はできるだけ少なく済ませることが大切。

生活費を稼ぐために使う時間が減れば減るほど、自分がやりたいことに投資できる時間が増える。

これ、実はひとつの「経営」なんです。

経営では収支計算のことをキャッシュフローなんていいますが、かっこいい言い方してるだけで実際は家計簿みたいなもんです。

だから起業したり、フリーランスになっても役立ちます。

やりたいことやってても、収支がマイナスにならない限り継続してやりたいことを続けられるんです。

実際に僕が今現在自分で生計を立てつつ、精神的な安定感を持って生活できているのも「自分は最低〇〇円あれば暮らせる」ってことを自分でわかっているからなんですよ。

本題に話を戻すと、やりたいことをやるには生活費以上の収入が必要なのかってことですね。

「やりたいこと」の内容にもよりますが、たしかにまず道具の準備とかにはお金がかかります。

その道具を揃えるためには生活以上の収入を稼ぐ必要があります。

でも、それ以上はどうなんでしょう。

そこから先は、たぶんお金では解決できないんですよ。

つまり『行動力・実行力』の部分。

で、多くの人がやってしまいがちなことは、すでにうまくいっている人とか大成功している人と自分を比べてしまうこと。

成功してる人を見て「自分はあんな風になれない」、「あんなことは才能がないとできない」、「自分にあんなお金はない」って思ってしまうことです。

つまり、目の前の1歩目を見ずに遠くを見てしまっているということですね。

これは僕もそうだったんで、痛いほどよくわかります。

お金は「やりたいこと」の規模を拡大するときに必要なもの

海外旅行にいきたいならまずは近場から、ミュージシャンになりたいならまずは1曲作る、小説家になりたいなら小説を書く、Youtubeで稼ぎたいならまずは動画を撮るテストをしてみる。

「やりたいこと」って規模を小くして考えると、今すぐにできることが多いんですよ。

最初から成功者みたいな規模やクオリティで考えてしまうから行動できなくなってしまう。

僕が同じように、やりたいことにはお金が必要と思っていたときにとある実業家の人に言われたことがあります。

「お金が必要になるのは規模を大きくするときだけで、やってること自体はお金がそんなになくてもできるんだよ。」

8年くらい前の話ですが、これを聞いて「確かにな」と思ったので今でも鮮明な記憶があります。

例えば、確かにミュージシャンが大きなドームでコンサートしたり、豪華なグッズを作るためにはある程度まとまったお金が必要になるかもしれない。

でも、近くの公園で開かれる音楽イベントに参加したり、いろんな事務所に売り込みにいくことは「タダ(無料)」でできる。

繰り返しになりますが、最初からお金がある人なんていません。

お金がないときの最大の財産は”行動力”です!

自分の行動力っていうのはいくら使っても無料!0円!それが最大の武器なんですよ。

Web上で拾えるスキルとか知識みたいなタダ(無料)を集めながらレベルアップしつつ、タダ(無料)で使える自分の行動力を存分に使っていく。

そう考えると、自分っていう存在を使い倒すことって、めちゃくちゃコスパが良いんです。

「やりたいこと」は小さくはじめて少しずつ大きくしていく

もう一つ大切なことは、「初めは小さく、徐々に大きく」という考え方です。

例えば自分の好きなことで収入を得たいなら、得るお金はまず1円でも10円でも100円でもいいから、小規模から始めること。

実業家の人によっては、やりたいことがあるなら銀行から借金して一気にやってしまえっていう人がいるし、正直それも方法の一つだと思います。

でも、実際に実行できるかといったら、精神的コストや成功率を考えると現実的ではないし、期待値も高くない。

だから、まずは「勇気を出せば、頑張ればできそうだな」と思えることからはじめる。

最終目標は大きくしといて、踏み出す一歩は現実的な目の前のことにフォーカスするというイメージです。

まとめ

ちょっと長くなりましたが、今回の記事をまとめると下記の4つのポイントに絞ることができます。

  1. 「収入ー支出=プラス」のお金がある状態を作る
  2. お金増やすよりやりたいことをする時間を作る
  3. タダ(無料)で使える自分の行動力を使い倒す
  4. 小さくはじめ、徐々に大きくする

これは社会人をしながらやりたいことをやる人もそうだし、これから自分で生計を立てるために行動しようと思っている人にはすごく大切になる考え方です。

別の記事でもお金の価値観について紹介しています。

この記事がタメになったという方は、下記の記事「【貧乏から抜け出すコツ】ベーシックインカムはすでに始まっている説」も役に立つと思います。

では今日はこれで。

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