「時間がない!」
忙しく生きているとそう感じることって多いと思います。
今回の記事では
- 物理的な時間を増やす方法
- 精神的な時間を増やす方法
の2つを紹介します。
①時間は本当に足りてないのか?を確かめる
まず一番重要なことは、時間が足りない本当の原因を認めることです。
これって口で言うのは簡単なんですが、意外と難しんですよね。
つまり、「自分は自由な時間を無駄なことに使っていないか?」と自分自身で観察し、認めることです。
僕も「時間がない!」と思ったとき、自分の生活を一度見直します。
そうすとモリモリ出てくる無駄な時間。
- ソーシャルゲームで何時間も時間を使う
- 特に見たいものもないのにYoutubeに張り付く
- Twitterを開いて適当にニュースを見る
最初は「ちょっとだけ」のつもりが、いつの間にか1時間、2時間…と時間を無駄にしていました。
その結果、なんだか疲れてきて「今日は疲れた、また明日頑張ろう」とやりたいこと、やるべきことを先延ばしにしていることがあります。
..
もちろん「遊ぶな!」というわけではありません。
作家の佐藤優さんの言葉を借りると、人間には『愚行権(ぐこうけん)』があると思っています。
つまり、”愚かだと思われるような意味のないことをする権利”ですね。
これは言葉を直せば『幸福追求権』とも言えます。個人の幸福の追求は憲法でも定められています。
例えば、捨て猫を拾って育てると、猫が死ぬまでに合計で数十万、百数万円の出費になります。
「そのお金は貧しい国に寄付しろ!」と言えないのが『幸福追求権』です。
つまり「各々の幸せは自分で決めていいよ」という権利ですね。
意味のないことでも自分が楽しいならやってもOKですよ、ということです。
..
話を戻すと、ソシャゲやSNSに時間を費やすのは個人の自由ですが、もしそれが自分の幸福につながっていないならバッサリと捨て去るべきです!
②時間を作ることを自分で意識する
時間は誰かから「はい、どうぞ」と渡されるものではありません。自分で積極的に作っていくものです。
会社から有給をもらうとか、子育てをしている人が子供を保育園に預けるとか、一見他人から時間をもらっているようなことでも、起点となっているのは『自分の行動』です。
「時間がない!」と気づいたのであれば次のステップは「じゃあどうすれば時間はできるんだろう?」と考えることです。
時間を作る方法として具体的には
- 無駄なことを減らす
- 重要じゃないことは諦める、やめる
- どうしてもやらなければいけないことは効率化する
などの方法があります。
ノートを出してこの仕分けをすると頭の中が整理されてスッキリするはずです。
③無駄なもの、誘惑は存在ごと消す
「無駄なことを減らそう!」
そう思ってもなかなかうまくいかないんですよね。
僕も何度失敗したことか…。
脳科学の研究によると、意識では「無駄なものは無視する!」と思っていても、「近くにある」と存在を認識していると脳は無意識下で反応しているということがわかっています。
例えば、スマホを家に置いて、本だけを持ってカフェに行ってみてください。
本を読むことに集中できるはずです。
スマホを触る、触らないという選択肢以前に”スマホは家にあるので触れない”という状態なので、意識から完全に出ていきます。
つまり、無駄なことを減らす最高の方法は『存在ごと消す(捨てる)』です。
その時の判断の基準は「これは自分の人生の目的にとって重要なことなのか?」です。
【プチテク】
部屋のものを捨てるのは簡単ですが、パソコンの作業では難しいと思うかもしれません。
ネットに繋いでいるとついついネットサーフィンしてしまうという感覚がわかる人も多いでしょう。
僕が実践して効果があった無駄な時間を減らすを紹介すると「別のアカウントを作る」です。
下記は僕の仕事用のアカウントのデスクトップです。
必要最低限のものしか置いていないため、意識が散乱せずやりたいことに集中することができます。
パソコンの画面がごちゃごちゃしている方は一度試してみてください。
④自分にとって「時間がある」という状態を定義する
最後は物理的なことではなく、心理の話です。
- 「勉強したいな」
- 「本を読みたいな」
- 「筋トレしたいな」
人生を良くするために実践したいことってたくさんあると思います。
でも、いざ休日になるとダラダラしてしまうことってないでしょうか。
そして気づけば休日が終わってしまって仕事が始まり「あ〜、時間があれば勉強や運動をするのに…」と思ってしまったり。
…これは昔の僕です。苦笑
なぜこんな矛盾が起こるのか?というと、「時間がある」=「暇でダラダラしている」という定義を心のどこかで持っているからです。
そう思っていると貴重な空いた時間も無駄に浪費してしまいます。
そもそも論の話をすると、時間は”ある”とか”ない”というようなものではありません。常に流れ続けているものです。
流れ続けている時間に”ある”とか”ない”と意味をつけているのは自分自身です。
人生を充実して生活している人にとって「時間がある」と感じるのは、自分がやりたいことをやっている時のことです!
なので、好きで1日10時間以上も勉強をし続けている人は「毎日勉強する時間があって幸せ〜!」と思うでしょう。
勉強をしたくない人からすると「勉強ばかりで自分の時間がない!」と感じるはずです。
同じ時間を過ごしていても、「時間がある」と思うのか、「時間がない」と思うのかの違いはここにあります。
やりたくないことをやっていると「自分の時間がない!」と感じるのはこのせいです。
まとめ
時間を作るステップは下記の通りです。
- 時間は本当に足りてないのか?を確認する
- 時間を作ることを自分で意識する
- 無駄なもの、誘惑は存在ごと消す
- 自分にとって「時間がある」という状態を定義する
僕は元々建築業で働いていて、かなりハードな生活をしていました。
寝ないと倒れるくらいの労働時間だったので、世の中には本当に「時間がない」という働き方をしている人がいるのも知っています。
悲しい現実ですが、愚痴ってても時間って増えないんですよね。
どんな状況でも「時間は作るもの」という意識することが大切です。
これからも時間管理術に関しては色々更新していくので、参考にしてもらえればと思います。
コメントを残す