最近、学生時代の友達と食事に行きました。
その食事の席で友達が「好きな人がいるけど、勇気を持って告白できない」という話をしていました。
これって誰にでもある悩みですよね。
例えば恋愛に限らず
・やりたいことに挑戦してみたい
・やめたいことに踏ん切りをつけたい
などなど、
でも怖いんですよね、どちらかの選択肢を選んだ後に、もしかしたら後悔するんじゃないか?ガッカリするんじゃないか?って。
好きな人に自分の気持ちを伝える場合であれば、“もしダメだったらどうしよう”という気持ちです。
かといって自分の気持ちを伝えなければ可能性は0(ゼロ)ですし、告白に限らず行動しなければ大抵のことの可能性は0(ゼロ)になります。
そう考えると、可能性というのは=自分自身です。
今日はこの”もしダメだったらどうしよう”を乗り越える方法をご紹介します。
人生で起こることのほとんどはコントロールできない
結論から言ってしまえば、人生というのは色んな要素が絡まりあっているので『100%~だ!』と言うものは存在しません。
僕らはなんとなく明日や未来を想像していますが、それはあくまでも想像であり、事実ではありません。
なので、予想外に成功するときもあれば、予想外に失敗するときもあります。
特にそこに「他人」という不確定要素が挟まるものならば、可能性はもっとランダムになります。
なので、自分の頭の中でいくらシミュレーションしても、自分にコントロールできない外部のものが複雑に絡み合っているこの世界で『100%』というものは存在しません。
狙ったところにボールは落ちない
例えば自分の真下に向かってボールを落としたとします。
概ね狙った場所にボールを落とすことができるかもしれません。
でも1mmの狂いなく狙った場所に落とすのはかなり難しいですよね。
もし、エッフェル塔のような高さからボールを落としたらどうでしょうか。
どんなに狙いすましても、狙った場所にボールを落とすことはほぼ不可能に近いでしょう。
なぜならボールが落下する中で風の影響を受けたり、もしかしたら鳥が邪魔するかもしれない。
そういった自分にはコントロールできない外部のものが複雑に絡み合ってボールの落ちる位置が決まります。
つまり最初から結果を予測するとは、ほとんど不可能なんです。
特に「他人」という不確定なものが介在する場合は特に予測は不可能です。
「最初から結果を予測することはほとんど不可能」。人生も同じことが言えます。
人は得することより、損することを嫌う
最初から結果を予測することはほとんど不可能。
「それは…頭ではわかってるけど…」というのが本音だと思います。
人は本能的に、自分が得することよりも、損することを嫌います。
損失回避の法則とは、人は無意識に得することよりも、損することを避けようとする心理のことを言う。プロスペクト理論ともいう。
なので実は、自分が「こっちの方が得」と思ってとっている行動というのは、無意識的に「損するのがイヤだ!」と思って行動している場合があります。
スーパーの割引セールなどがその例です。
夕飯を買いに行った時、お菓子やアイスが割引なっていたら買いたくなってしまうと思います。
「今買った方がお得!」と思って買うかもしれませんが、無意識では「今買っておかないと損する!」というシミュレーションが行われて購入するということです。
本質的に見ればお菓子やアイスは絶対に必要なモノだと思いますし、夕飯を買うという場合お菓子やアイスが欲しくてスーパーに行ったわけではないと思います。
このように人間心理としては得するよりも損することを回避したいという無意識があります。
挑戦しなければ可能性はほぼ0%
損失回避の法則を心理学の実験で検証した結果、人間は成功よりも失敗の方が2倍のインパクトを感じる。という風にも言われています。
なのでこれを避けようとするし、成功することよりも失敗を避けようとするんですね。
つまりほとんどの場合は恐怖心が勝っちゃうということですね。
実際に、挑戦することは恐いかもしれないし失敗する可能性があるかもしれない。
ですが逆を言えば、挑戦しなければ可能性はほぼ0%です。
例えば「漫画家になりたい!」という人が漫画を描かずに別の仕事をしていたら絶対に漫画家にはなれないですよね。
仕事をしながらでも漫画を描いているなら可能性はありますし、仕事を辞めて本気で自主出版、宣伝活動している人ならもっと可能性は上がります。
つまり、成功への近道とは自分で可能性を上げて行く作業です。
なので、挑戦するということはその第一歩です。
ではその挑戦するメンタルはどうやって作るのか?
というと、「ガッカリ(失敗)することを恐れない」ということです。
どうすれば失敗を恐れなくなるのか?
「…いやいや、そんなことができたら苦労しませんよ。」と言いたくなりますよね。
もちろん僕自身も今だに挑戦することへの恐れはあります。説明したように失敗を恐れるのは人間の本能です。
その恐怖心をどうやって乗り越えるのか?というと、「僕らはもともと0(ゼロ)」という考え方です。
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「もともとゼロ」ってどういうことかというと、”僕らはもともとは何も持っていなかった”ということです。
- もともとお金なんて持ってなかったし
- もともと喋れなかったし
- もともと彼女彼氏なんていなかった。
- もともと歩けなかったし
- もともと箸も持てなかった
- もともと頭も悪かった
- もともとこの世には存在していなかった
つまり、「僕らはもともとゼロ」なんです。
僕に自分で経済的に自立をすることを教えてくれたメンターは色んなことに挑戦する人で、一度質問したことがあります。
「なんでそんなに挑戦することができるんですか?怖くないんですか?」
そうするとメンターはこう言いました。
「挑戦して失敗しても元に戻るだけだから、挑戦した方が良いと思ってやってる」
めちゃくちゃシンプルな言葉ですが、めちゃくちゃ心に刺さりました。
つまりその人にとって“失敗=失う”ではなく“失敗=元の位置に戻る”という感覚だったということです。
しかも、メンターは一度失敗してもそこから学んで2〜3年後に同じ分野で成功します。
元に戻るどころか、失敗しても学んでいるので、実質”進んでる”といった方が正しいでしょう。
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挑戦するのが恐いと思った時「失敗しても元の生活に戻るだけ」このメンタルを持つとかなり気楽に挑戦することができます。
まとめ
「もともと僕らは何も持っていなかったんだから、進んだ方が得じゃん」という考え方も、裏を返せばもしかしたら「やりたいことがあるならやらないと損!」という『損失回避の法則』がもしれません。笑
でも、実際は損か得かそんなことどっちでもいいんです。
結局は「自分はどう生きたいか?どうしたいか?」です。
何かの参考になればと思います。
では。
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