「自由になるためにお金を追いかけていたら、自由がなくなっていた…」
実はこれ、起業家に多いパターンです。
サラリーマンでも「生きるために働いているのか、働くために生きているのかわからない!」という感じの人もいるかもしれません。
僕は「お金なんてどうでもいい!自由に生きる!」と仕事を辞めて事業主になったパターンの人間です。
今回は『お金と自由』という人生において不釣り合いになりやすいものを、どうやって満足いく形にして手に入れていくかを紹介します。
先に結論を言うと、自由を感じながらもお金を手に入れることはできます。
「お金は汚い!」という思考をやめよう
まず「お金は汚い!」と思っている人は、自然とお金に困る人生になります。
なぜなら脳は不快感情を伴うものを無意識的に避けてしまう機能があるからです。
例えば、自分が嫌いな食べ物を冷蔵庫にいつもストックしてあるか?と聞かれればNOだと思います。
スーパーで見かけてもスルーすると思います。そんな感じで、「お金は汚い!」と思っているとお金に困ることが多くなります。
「お金」というワードを聞くだけで嫌悪感を持つ人もいるかもしれません。
ですが、お金自体は紙切れやコインです。
お金そのものに善悪はありません。
ただ、メディアの報道ではお金に関するネガティブなニュースが多いですよね。
- 強盗殺人
- 政治家の賄賂
- 大企業の脱税
- 特殊犯罪による詐欺事件
などなど。
こういうニュースが毎日降りかかってくると、「自分は真面目にお金を稼いでいるのに…。お金を持っているやつらは悪いことをしているに違いない!」と錯覚するようになります。
しかし、そういう人はごく一部であり大半の人は真っ当なお金稼ぎをしています。
まずここに注意してください。
お金自体に良い、悪いはありません!
お金に関するネガティブな出来事があったとしても、それはお金が悪いのではなく、お金を扱っている『人間』が悪いのです。
つまり、あなた自身がキチンとした人間性を持っていれば良いのです!
“稼ぐ”、”使う”、どちらにしてもお金が善悪のどちらになるかは自分次第だということです。
なので、お金で悪いことをしなけれいいのです。必要以上にお金を嫌ってお金に困る生活をする必要はありません。
お金は自由を買う『道具』
前述の通り、お金自体は紙やコイン。
大切なのは使い方です。
お金は基本的にショートカットの道具だと思ってください。
例えば「今日はパスタが食べたい!」と思ったら、お金を払ってレストランでパスタを食べることができます。
もし自分で作るならば材料を買いに行きますよね。その場合は材料にお金を払うと思います。
このとき、レストランでパスタを食べるなら”パスタを作る手間”がショートカットできます。
自分で作るために材料を買うなら”食材を作る手間”がショートカットできます。
ジャガイモ1個を作るのにどれくらいの時間がかかるでしょうか?
想像もつきませんよね。
でもスーパーであれば100円で購入することができます。
「お金で時間を買うことはできない」とよく言いますが、お金で何かを購入することは、相対的に時間を購入していると捉えることもできます。
お金があれば自分の自由な時間も増やすことができるでしょう。
お金を追いかければ自由が減る?
ここまで聞くと「自由を買えるお金が欲しい!」と思いますよね。
注意して欲しいのが「お金があれば幸せになれる、自由になれる」という勘違いです。
お金があっても幸せに、自由になれるとは限りません。
※別の記事で紹介しています。
お金は『困難』は減らせるかもしれません。でも『幸せ』を購入することはできません。
「お金を払えば自分の生きがいが見つかるのか?」というと、生きがいとはどっかに販売されているわけではないですよね。
幸せにお金が必要なら、極端な話お金がなかった時代の人々は全員幸せではなかったということになります。
「お金があれば幸せになれる!自由になれる!」
そう思ってお金を追いかけていて幸せから遠ざかっている人、自由から遠ざかっている人はいくらでもいます。
僕も個人事業主になって間もない頃、お金のことしか考えてなかったときは辛かったです。
大切なのは「自分にとっての幸せとは?」「自分にとっての自由とは?」を定義することです。
人生のフェーズにおいて変化していってもいいので、一度定義してみるといいと思います。
真の自由は2秒で手に入る
「自由」って聞くとどういうイメージがありますか?
- 「リゾート地でバカンスしながらビールを飲む生活をする!」
- 「露天風呂にゆったり浸かりながら自然を楽しむ!」
- 「海外を飛び回る!」
色んな『自由へのイメージ』があると思います。
なんか”縛られていない”というイメージがありますよね。
しかし、実際には自由とは最終的に心の問題です。
例えば、多くの人が寝るときに家の玄関のカギを締めて寝ると思います。
「寝るときにカギを締めたら監禁だ!不自由だ!カギを締めないでくれ!」
なんて不満に思う人はいないと思います。
つまり、自由とは縛られないことではありません。
自由の中には”縛られる自由”もあります。
心理学でもよく言われていますが、本当の自由とは“自分で決めているという自己決定感”のことです。
例えば「女優になりたい!」という大学生がいて、女優業でまだ収入が得られてないとします。
生活費を稼ぐ必要があるので居酒屋でアルバイトをしていたとしましょう。
そのとき本人が「これは自分の夢を叶えるために自分でやっている!」という意識があれば、その人は『自由』です。
この感覚伝わるでしょうか。
まとめ
僕らが生きている物理世界には人間の力が及ばない現象がたくさんあります。
「お金がほしい!」
と祈ってもお金が目の前に現れることはないですよね。
そういう意味で物理現実は色んな不自由が混在する世界です。
つまり、物理世界だけに目を向けていたらいつまでも自由になることはできません。
「雨は降るな!」といっても雨は降ります。
まず大切なのは物理現実を知り、自分の内面に自由を作りだすことです!
コメントを残す