今回はお金への執着を無くす方法を紹介します。
結論からいうと、お金への執着を無くそうとするのは難しいのでおすすめしません。
執着をゼロにしなくてOK。
執着することを楽しめるくらいなら、ほどほどには持ってていいんですよ。
- お金への執着を無くしたい
- 毎日お金のことを考えてしまう
- なんでもお金の損得で考えてしまう
お金が人生のストレスの一つになっているなら、今回の記事は参考になると思うので最後まで読んでみてください。
お金への執着は醜いのか
何を隠そう、僕もどっちかというと「世の中はお金ではない!」「お金に執着があるやつは醜い!」という意見でした。
しかし、この意見が明確に変わったタイミングがあるんです。
僕は26歳のとき、お金よりも自分の人生を大切にするために、会社を辞めてアルバイト生活をしてました。
もちろん収入は半減。
当時東京に住んでたんですが、大都会にいながら遊ぶお金なんて本当にない。余裕がない。
光熱費は止められるギリギリまで延滞。
「世の中はお金じゃない!」と意気込んで会社を辞めた僕は現実に打ちのめされるワケです。
そんな生活のなかで「世の中はお金じゃないけど、お金がないと好きなこともろくにできない。」と思うようになったんですね。
そして、極め付けは僕のライターの師匠にいわれた言葉。
しんのすけくんが「お金がない」と言いながらアルバイト生活している状況を世の中全体にとってプラス30点と仮定しよう。
一方で、しんのすけくんがある程度お金に余裕が出てきて、得意なことをやって生活している状況をプラス80点とする。
つまり、「世の中はお金じゃない!」っていって君が苦しい生活をしたところで、君にとっても世の中にとってもほぼプラスにはならないんだよ。
お金はなくて困らないだろ。
お金あれば好きなものが買えるだろ。
お金は稼いだもん勝ちだろ。
「お金を稼いだいほうが良い理由」にはいろんな意見がありますが、どれもしっくりこなかった。
僕に一番しっくりきたのはライターの師匠の言葉で、この言葉をきっかけにしっかりお金を稼ごうと思うようになりました。
あれ、なんでこんなに貧乏になることを美徳としてたんだろう?お金が欲しいと思う気持ちがみっともないと思ってたんだろう?って感じでした。
お金への執着はゼロにするな
人を騙してもお金を欲しがってしまうなんてのは論外。そんなのはナシ。
でも、ゼロにする必要もありません。
なぜなら、ゼロにすることは非常に難しいというか、不可能に近いからです。
たまに「嫉妬心を無くしたい」とか「過去の後悔を忘れたい」という人がいますよね。
嫉妬心はあってもいいんですよ。でも嫉妬心で人を殺しちゃダメですよ。
後悔もあってもいい。でも後悔を引きずりすぎて人生を捨てちゃダメですよ。
つまり、人生がマイナスな方向に働かない程度なら嫉妬心も後悔もあってOKってことです。
お金への執着も同じ。
「あのバック欲しい!今月は節約頑張ろう!」みたいに楽しめる程度ならあってもいいんです。
誰にだって嫉妬心や後悔があるように、お金への執着はあるもんです。
お金への執着をエネルギーに換えるのも手段の一つ
執着っていい方向に使えばエネルギーになります。
例えば僕がライターとして活動しはじめて間もないころは、お金が欲しいという気持ちをエネルギーにしていました。
「ライターとして5万円稼げれば、アルバイトの日数を5日減らせる!」とか「3万円稼いだら欲しかった靴を買おう!」とか。
今振り返れば明確な目標とか、お金があれば叶う小さな目標が常にあったあの時代は意外と楽しかったな〜と思います。
楽しい、悔しい、羨ましい、イライラする。
人間の感情っていうのは色んな種類がありますが、大きな視点でみると全部「エネルギー」なんですよね。
お金への執着を減らす秘訣
ここまで紹介したとおり、お金への執着は悪いわけではありません。
お金と生活が密接に関係しているので、ゼロにすることは不可能に近いです。
その前提として、少しでもお金へのストレスを減らすには、すべてのモノに自分で値段をつけてみるといいですよ。
『値段』と『価値』を区別する
僕らは「値段」と「価値」を同じものと勘違いしてしまうことがあります。
ブランド品は価値が高いとか、高級車は価値が高いとか。
でも、実際これらは「値段が高いから、価値があると思い込まされているモノ」です。
(もちろんブランド品が欲しいことも高級車が欲しいこともOK)
じゃあ1,000万円の高級車が100万円の車より10倍速いかっていったらそんなことはないんですよ。
どちらの車でも車道で出せる速度は法定速度まで。
それ以上は車が高かろうが安かろうが逮捕されちゃう。
故障したら修理代もバカにならない。
つまり、10倍の値段した車を買っても10倍の速度で目的地に辿り着けるわけではないんです。
10倍幸せになるわけでもない。
参考:「価値」と「価格」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈 | 違い比較辞典
自分にとっての価値を値段で表す
価格と価値の違いが理解できたら、次は色んなものに自分で「値段」をつけてみましょう。
例えば、コンビニで100円のコーヒーを買って好きな音楽を聴きながら散歩する。
これはあなたにとっていくら?
休日に昼間まで寝て、夜中までダラダラする。
これはあなたにとっていくら?
みたいに、今の生活や、これからやってみたいこと、嫌々やっていることに値段をつけてみる。
「嫌いな上司と飲み会はマイナス10万円だな!」とか「友達と弁当持って山登りするのはプラス15万円だな」とか。
こういうふうに、色んなものに値段をつけていると、色んな発見があります。
プラスと思っていたものがマイナスで「なんでこんなこと続けてたんだろう…」とか。
マイナスと思っていたものがプラスで「なんで今までやってこなかったんだろう…!」とか。
お金の亡者のようになって色んなものに値段をつけてみると、自分にとって大切なもの・大切ではないものが数値化されていく。
そのなかから「自分にとって高いもの」を選んでみましょう。
自分にとって価値の高いものを選ぼう
お金(価格)の損得で人生を選んでしまうのはおすすめしません。
お金を基準に人生を選んでいると、未来がおおよそ決まってしまうからです。
たとえば、ざっくりいうと、自分のやりたいことをしたり、夢をに向かって頑張ることはお金や時間がかかるし、エネルギーも使う。
額面でいえば「マイナス」かもしれません。
でも自分にとって「プラス(目指す価値がある)」と思えるなら、そっちを選ぶことで人生の充実度は高くなるはずです。
他人からつけられた値段で判断するのではなく、いろんなものに自分で値段をつけてみてください。
結構いろんな発見がありますよ。
では今日はこれで。
別の記事ではお金とやりたいことのバランスをとりながら生活する方法について紹介しています。
気になる方はこちらも参考にしてください。
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