長期的な人間関係を築いていく為のシンプルな心理学

「こんな人とは思っていなかった。昔とは変わってしまった。」

人間関係で誰もが経験したことがあることだと思います。

例えば付き合っていた当初はラブラブだったのに、いつの間にかお互い欠点を言い合うような仲になってしまったり

いい子だった子供が、成長期に入って反抗的になったり。

「人間関係が長期的にうまくいかない」

こういった相談・質問をメルマガでよくいただきます。

結論から言うと、これは人間の脳のカラクリが関係しています。

このカラクリを知っているだけで、人間関係が随分楽になるので一生物の知識になります。

人間関係は変わっていくもの

まず前提として人とは時間の経過とともに変わっていくものです。

物理的な状況や環境もそうですし、それに伴う意識の変化というのも確実に起こること。

よく「反抗期で息子が言うことを聞かない」という風に困っている親を見ることがあると思います。

しかし、子供からすれば成長する過程で色々なことを学び、自分自身で出来ること、やってみたいことが増えていきます。

つまり、成長とともに自立心が芽生えるということです。

ですが、親によっては変わらずに子供として扱い

  • 「何時までには帰って来なさい」
  • 「こんな遅くにどこにいくの」
  • 「誰々と付き合ってはダメよ」
  • 「何々はしてはいけないよ」
  • 「何処どこへ行ってはいけないよ」

など自分の指示の下に置こうとします。

これは子供は成長しているけど、親が成長していない(子供の変化を把握できていない)と言うことができます。

これは親子関係だけではなく、恋愛関係や職場関係でも同じです。

例えば恋愛であれば「昔はこうだったのに…今じゃ〜で」などという不満話をよく聞きますよね。

それも同じように、

  • 恋愛初期の関係
  • 付き合って時間が経った後の関係
  • 結婚初期の関係
  • 子供ができてからの関係

など環境や状況が変われば人間関係は変わっていくのが自然の流れです。

相手や自分を決め付けない

人は時に相手に「あなたって〇〇だよね。」とラベリングします。

時には自分自身にも「わたしは〇〇だから。」とラベリングします。

しかし、前述した通り、人の意識は環境によって変わっていくものです。

※特に自分自身に対するラベリングは、自分の成長を止めてしまう可能性があるので要注意です。

例えばお笑い芸人のキングコング西野さんは「お笑い芸人」という立場から「絵本画家」にシフトしました。

すると世間から「お笑い芸人のクセに!絵なんて描くな!」とバッシングを受けていました。

これは何が起こっているのか?というと、

人々の中で「西野さんはお笑い芸人」と頭の中で決めつけいていたために起こったことです。

いきなり変化すると「え?え?」と脳は混乱を起こします。

すると頭の中の混乱という不快な感情を解消したいために、西野さんに「お笑いをやれ!」とバッシングするようになります。

これは他人に対する決めつけで起こることですが、これを自分にしていると、自分の好きなことをできなくなります。

  • 「自分は自信がない」
  • 「自分は人見知りだから」
  • 「自分は内向的だから」
  • 「自分は何も続かないから」
  • 「自分は何をやってもダメだから」

というのは事実ではなく、自分に対する決めつけであり、可能性を自ら潰してしまう行為です。

ラベリングの効果とは思ったほど人の意識に影響を与えてしまいます。

これを逆にいえば、

  • 「自分は〇〇だけは誰にも負けない」
  • 「自分は友達は少ないけど、深い関係の友達が多い」
  • 「自分は一人作業が得意だ」

などと良い方向にラベリングしてしまえばいい方向に人生は変わっていきます。

「好き」の理由は「嫌い」の理由にもなる

人間関係でよくあるのは、「あの人は〜だから好き」というふうなラベリングです。

一般的な感覚として恋愛関係などで「彼氏(彼女)のどこが好きですか?」と聞かれると

  • いつも優しくて
  • 家事をやってくれて
  • 仕事熱心で

などなどと好きな理由をピックアップするかもしれません。

しかし、このような「好きになった理由」は裏を返せば「嫌いになる理由」にもなります。

例えば「昔は優しくて、家事もやってくれてたのに!」という風に、好きな部分がなくなれば、嫌いになる(別れる)理由にもなるということです。

繰り返しになりますが、人間とは環境や状況、心理状態によっていくらでも変わるものです。

今の相手をみてあげる

心理学では「人間の心を掌握するマル秘テクニック」などという本が売られていることがありますが、大抵の場合はうまくいきません。

ほとんどの場合はそのテクニックを使いたくて、目の前の人を全然みていないからです。

本で読んだテクニックに固執して、自分の誘導したい方向に持って行こうとしても、人の無意識はその違和感を感知します。

会話のスピード、言葉の間合い、文脈の流れ、話し相手の体の緊張感などを人間は無意識レベルで察知します。

会話をする時は相手をキチンとみてあげましょう。

職場の人間関係であれ、家族であれ、恋人であれ、「この人は〇〇な人」という風に決めつけず、今現在の相手の状況や自分との関係を観察して接するといい方向に変わっていく可能性が高くなります。

前述しましたが、恋愛関係であれば

  • 恋愛初期の関係
  • 付き合って時間が経った後の関係
  • 結婚初期の関係
  • 子供ができてからの関係

という風に、段階(フェーズ)によってパートナーとの関係は変わっていくはずです。

「昔は〜だったのに!」と言わず、今の関係を楽しむ方向性で考えるといいでしょう。

まとめ

この記事で一番伝えたかったのは、『相手や自分を決めつけない』という部分です。

人間関係の多くは、この”決めつけ”からスタートします。

もし決めつけてしまいたくなっても「今のあなたは〜だよね」とか、「今の自分は〜だな」とか、現在と未来を分離するといいでしょう。

すると固定された考えに縛られず柔軟に変化していくことができるはずです。

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