生きていると問題がたくさん降りかかっているような感じがすると思います。
人間にはワーキングメモリーという問題を処理できる脳の許容量があって、これを超えると問題を処理できなくなります。
すると脳が混乱して集中できなくなり「問題はたくさんあるけど、どれも大して解決しない…」ということが起こります。
今回はこういったたくさんある問題の9割を減らして、複数の問題を一発で解決する4ステップを紹介します。
①問題を仕分ける
まずFAXの紙でも、ノートでもいいので用意してください。
紙の中心に線を引いて、左右にこう書いてください。
- 偽の問題
- 本当の問題
『偽の問題』とは何か?というと、自分の目的(ゴール)に関係ない問題のことです。
人それぞれですが例えば、「上司がむかつく」とか、「芸能人の不倫問題に嫌気が差す」とか。
「ダイエット」とか「ファッション」も大抵『偽の問題』に入ります。
世の中には、「あなたの”それ”は問題ですよ!うちの商品が解決します。」と問題意識を植え付けて商品を買わせる手法がたくさんあります。
そういう手法を真に受けていると人生は問題だらけになって混乱してしまいます。
問題の仕分けのステップでは自分の目的(ゴール)のために、今現在自分が向き合うべき『本当の問題』を抽出するステップです。
・この問題は『自分の目的(ゴール)』に本当に重要な問題か?
・この問題は実はどうでもいい問題か?
これを徹底的に仕分けていきます。
②解決できるか?できないか?
ステップ①で『本当の問題』が抽出できたら、次はその問題に対して
- 解決可能
=自分の行動や努力で解決できること - 解決不可能
=自分の行動や努力では解決できないこと - 軽減可能
=行動によっては問題を軽減できること
の3つに分けます。
この時大切なのは、『解決不可能』な問題をバッサリ切り捨てることです!
例えば「上司が嫌で会社が楽しくない」と言う問題があったとします。
年下の自分が上司の態度を変えることや、上司の性格を変えるのはほとんど不可能でしょう。
『解決不可能』にフォーカスしていると、問題が絶え間なく頭の中を巡ってしまい、ワーキングメモリーを消費してしまいます。
なので『解決不可能』なものはバッサリ切り捨てます。
フォーカスするべきなのは『解決可能』な部分です!!
「上司が嫌で会社が楽しくない」と言う問題があった場合、解決可能でいうと「自分の能力を上げて上司を認めさせる」とか、「上司よりも上の位置につく」とか「転職して環境を変える」とかです。
【解決不可能なことはバッサリ諦めて、解決可能なことにフォーカスすること】これは人生の質を上げるためにすごく大切です。
③問題を同時に解決するゴールを1つに絞る
自分の人生をよくするために解決するべき『本当の問題』をピックアップしていると複数の問題が出てくると思います。
たとえば
- A:キャリアアップのために英語を覚えたい
- B:もっと自由に使えるお金が欲しい
という2つの問題があったとします。
「英語を覚えようとすれば時間もお金も必要…」
と一見バッティングするような問題かもしれませんが、この問題を同時に解決する方法を見つけ出します。
この場合は「英語を使う職場に転職する」です。
そうすれば英語をお金を払わず練習・習得できる上に、仕事なのでお給料も貰いながら生の英語が喋れるようになります。
つまり、複数の問題を解決する上位目的を設置するということです!
実は僕自身もこれを使いました。
- 好きなことを仕事にしたい
- 場所に縛られたくない
- 人間関係のストレスを少なくしたい
などなど、自分の理想をまとめた結果、今現在はパソコン一つで好きなことを発信して生きています。
ちなみに、この時点では「できそうか、できなそうか」ということは考えなくてOKです。
なぜなら「解決可能」の中から選んでいることなので、頑張ればできることになっているはずだからです。
④全エネルギーをゴールに注ぐ
1.擬似問題と本当の問題を仕分ける
2.解決可能なものに的を絞る
3.問題を同時に解決するゴールを決める
ここまでできたらあとはシンプルに『全力でゴールに突き進む』です。
..
多くの問題を抱えている人も、かなり頭がスッキリしたのではないでしょうか?
人生に悩んでいると同じことをグルグルと思考がループして、まるで八方塞がりのような気持ちになってしまうと思います。
『考える』とは、問題にシンプルな1つの答えを出すことです!
今回紹介した悩みの減らし方は人生一生使える方法なので是非参考にしてください。
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