どうも、しんのすけです。
こんな相談をいただきました。
というわけで、今回はアウトプットする力を伸ばす方法について紹介します。
アウトプット力を磨くメリットとして僕が実感している点として、下記のようなものが挙げられます。
・知識や情報への理解が深まる
・仕事の効率が上がる
・他人に上手く伝えられるようになる
・次のアウトプットの質が高くなる
アウトプットの目的は人それぞれだと思いますが、アウトプット力を磨いて損はありません。
しかし、一方で苦手意識がある方も多いと思います。
この記事ではアウトプット力が着実に身につけていくための方法について紹介するので、興味がある方は参考にしてください。
アウトプットをする前の準備
アウトプットが苦手な人に多いのは「言いたいことがうまくまとまらない」もしくは「うまく言葉にできない」ということではないでしょうか。
つまり、「これについてしゃべりたいな(アウトプットしたいな)」というものはあるけど、それ以外の準備なしではじめようとしているということです。
心当たりがある方は、アウトプットをする前の準備として下記の2つを意識してみてください。
- 目的を決める
- 情報を集める
それぞれ解説します。
目的を決める
絶対に必要なのは『目的』です。
アウトプットすることの目的ではなく、アウトプットする内容についての目的です。
そもそもとして、アウトプット自体は目的ではなく手段なんですね。
つまり、まず前提として伝えたいことがあり、そのためアウトプット(話す・書くなど)が必要ってことです。
例えば、「英語が話せるようになりたい」という人がいて、その目的は何なのでしょうか。
これでは何を学べば良いのわからず、どこから手をつけて良いのか迷ってしまうと思います。
一方でもし「アメリカのスタバでトッピング追加の注文をできるようになりたい(だから英語を話せるようになりたい)」というのであれば、必然と学ぶべき単語や文法は決まってきますよね。
アウトプットも「アウトプット力を磨きたい」では、何をすれば良いのか迷ってしまいます。
だから「●●な人に、▲▲ということを伝えたい!」というアウトプット内容の目的を決める必要があるんですね。
繰り返しになりますが、アウトプットはあくまでも”目的”ではなく”手段”です。
情報を集める
アウトプットする内容の目的が決まったら、次は情報収集です。
目的が決まっていてもアウトプットできない人は情報不足の可能性が高いでしょう。
僕はライターですが、文章を書くのは全体の2割くらいの作業です。
残りの6割はリサーチ(情報集め)、残りの2割は構成決めという感じです。
ライターは一般的ではないので、料理に例えるとわかりやすいと思います。
「アウトプットが苦手」という人は、おそらくメインディッシュとなる材料はある状態。
でも、横に添えるサラダや、そのメインディッシュをさらに美味しくさせるスパイスもなく、料理を作るためのレシピもない。
作る手順も知らないといった感じです。
要するに「これを言いたい!」という何となくぼんやりしたものはあるんだけど、うまく整理できない。
そのため途中で手が止まってしまい「自分はアウトプットが苦手だ…」という意識につながってしまいがち。
自分が伝えたメインの主張に加えて、アウトプット時に役立つ細かな情報と、その情報を整理できる構成を考えましょう。
初心者向けのアウトプット法
目的ができた、メインの情報もある、その情報をより強固にする補足の情報もある、伝えるための構成もできた。
そこでいよいよアウトプットです。
ここで、多くの人がつまずくのはこれ↓
「アウトプットしたい、でもアウトプットする場所がない!」
「いきなり人前に出るのは怖い」
この気持ち、めっちゃわかります。
アウトプットする友達もいない、知り合いもない、セミナーできるような集客力もない。
人まで立って喋れるような自信も経験もない。
これが最初に訪れるハードルだと思います。
結論からいうと、自分が気持ちよくアウトプットできる場所、自分で自由に作りましょう。
初心者の方におすすめな方法として下記のようなものがあります。
- ブログ
- ボイスメモ
- SNS
- 人に話す
どれも簡単にできるので、一つ選んでやってみてください。
ブログ
ブログは無料でもいいですし、サーバーを借りて自分の公式ブログを立ち上げても良いです。
ブログを開設したら、自分がアウトプットしたいことを書いてみてください。
たぶん、びっくりするくらい伝えたいことが上手くまとまらないですよ。笑
僕も「ブログってこんなに難しいのか…」と挫折したことがあります。
しかし、それでOK。
開設したばかりのブログなんて、ぶっちゃけ誰もみていません。
だから1つの記事に何時間もかけていいし、何度でも書き換えていいし、消してもいい。
ブログを書くことを繰り返すだけでもアウトプット力は磨かれます。
なぜなら、頭の中から知識・情報を「ブログ」という媒体に書き出すだけでも、頭の中は整理されるからです。
もちろんノート(紙)でもかまいません。
ただし、誰もみてなくても人に伝えるつもりで書いてくださいね。
そうしないと「自分だけにわかればいい」という言葉や内容になってをしまって、結局アウトプットの練習にはなりません。
ボイスメモ
スマホにはボイスレコーダーが付いています。
なので、ボイスメモという形で自分が伝えたいことをアウトプットしてみましょう。
手軽にできるので、街中で「はっ!」っとしたときにでもスマホをパッと取り出してアウトプットできます。
「後でいいや」と思わずにやってみてください。
頭の中は無限に広がる宇宙と思った方がいいです。
一度パッと思いついたことを、その後思い出そうとしてもどこかえ消えてしまって二度と戻ってこないと思った方がいい。
「言いたい!」と思った時点がアウトプットするタイミングです。
ボイスメモしたものを、後日ブログに書き出すっていのもいいですね。
これは僕も実際にやっています。
SNS
SNSは、伝えたいことを短くまとめて伝える力を身につけるために向いている媒体です。
Twitterがその良い例ですね。
プロライターのなかでは常識ですが、文字数が多ければ多いほど書くのは簡単です。
一方で、文字数が限られている場合、その制限のなかで言葉や構成を考えなければなりません。
だから短い文章ほど誤解を招きやすいんですね。
SNSは誰でも始められるし、世の中で話題になっているニュースもすぐに手に入る。
例えば、ニュースの報道に対して自分が考えたことを発信するのも一つのアウトプットです。
その日読んだ本の内容を140字以内にまとめて発信するのもアウトプット。
そう考えるとアウトプットって意外と簡単にできることがわかりますよね。
人に話す
「人に話す」はよりアウトプットの力が磨かれます。
ここまで紹介したブログ、ボイスメモ、SNSは自分が好きなタイミングで、好きな内容をアウトプットできますが、対人の場合は違います。
- 相手が興味ある内容を選ぶ
- 会話のリズムを崩さない
- 相手の意見も取り入れる
このように、より実践的なスキルが必要になります。
友達との会話のなかで、最近読んだ話をアウトプットしてみるといったハードルの低いことから始めてみましょう。
最初は友達の話を聞かず「いつ自分の話をしようか」ということで頭がいっぱいになるかもしれません。
下手な人は、友達の話をぶった斬って自分の話をはじめてしまうかも。
かといって、慎重すぎる人は話を切り出せずそのまま会話が終了してしまうかも。
しかし、それでOK。
なぜか?
「アウトプットすることを前提として会話をしている」これが重要なんです。
上手くできなかったことは全然ダメではありません。
上手くできないと自分自身で認識できたってことは、それ自体が成長している証拠です。
上手くなろうとしなければ、何がダメなのかも認識できないですからね。
アウトプット後はすぐフィードバックする
アウトプット後は脳みそがアウトプットモードになっています。
インプットで使う脳の領域と、アウトプットで使う脳の領域が違うという話を聞いたことはありませんか?
これは感覚的にわかる人も多いと思います。
脳科学者である茂木健一郎さんがいうには、インプットでは脳の「感覚系」で情報処理が、アウトプットでは脳の「運動系」で情報処理が行われているとのことです。
そしてこれらはつながっていないので、インプットした情報をそのままアウトプットするのは難しいとのこと。
インプットをたくさん行って、どういうものがいいものな
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) September 28, 2019
のか、という感覚は身についている。しかし、いざアウトプットをしてみると、「自分が言いたいことがすべて表現できていない」と思うことが多いでしょう。#脳HACK大全https://t.co/kKOykSQre0 pic.twitter.com/PmfObPBWGD
話を戻すと、アウトプットが完了したあとはアウトプットに使う脳の領域が活発化しています。(※)
そのため、今まで気づかなかったことや新しい発見があるでしょう。
- 思いついたことをメモする
- 見返して反省点を探す
このたった2つことをやるだけでも、次のアウトプットの質は格段にアップするはずです。
ちなみに、僕はブログを書いていると別のテーマの記事が思いつくので、それをメモっています。(次回は「人前で緊張しない方法」を紹介します)
繰り返しになりますが、アウトプットは100点じゃなくてOKです。
最初は30点〜40点でOK。
そこから「45〜50点にするにはどうすれば良いのか?」と次のステップアップを考えれば、自然と次に学ぶことや、自分が克服する課題が見えてきて楽しくなるはずです。
(※)参考:「苦手」は、脳の使い方であっという間に克服できる | Business Insider Japan
最初のお客さんは過去の自分
「今回の内容はわかるんだけど、やっぱりアウトプットしたものを誰かに見てほしい」という人も多いと思います。
結論からいうと、アウトプットするものを見てくれるお客さんがいないのであれば、最初のお客さんは自分です。
例えば、この記事を読んだ人は「アウトプットが苦手だから、克服する方法を知りたい」と思っている人ですよね。
つまり、この記事を読む前と、読んだ後でも知識の量が変わっています。
じゃあ、「アウトプットが苦手だから、克服する方法を知りたい」と思っていた自分に向けて、今回知った内容を伝えるつもりでアウトプットしてみてください。
過去の自分であれば、何を知りたいか、どのような言葉を使えば伝わるかというのがイメージしやすいですよね。
そうやってブログ、SNS、Youtubeなどでアウトプットしてれば、自然とお客さんが集まってきます。
なぜなら、過去の自分と同じように悩んでいる人がいるからです。
アウトプットではなく、人との会話やコミュニケーションが苦手という方はこちらの記事も参考にしてみてください。役に立つはずです。
では今日はこれで。
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