【人間関係】会社で”良い人”をやめても嫌われないコツ

僕も「いい人でいるのが辛い」ということで悩んだことがあります。

かといっていい人を辞めて、ホリエモンさんや橋下徹さんのようにガンガン言いたいことを言えるような人間でもない。

「いい人は辞めたいけど、いい人を辞めるのが怖い。」

このジレンマに悩まされたことがあります。

誰かの”良い人”は、誰かの”嫌な人”

結論から言うと、誰かにとっての”良い人”というのは誰かにとっての”嫌な人”でもあります。

「は?どういうこと?」

と思うかもしれませんが、例えば自分の恋人が自分以外の異性と仲良くしていたら嫉妬すると思います。

「なに知らない人と仲良くしてんの!?」と怒ってしまうかもしれません。

でも、仲良くされた人からすると、仲良くしてくれた人は”良い人”ですよね。

だけど、恋人からすると「私以外の人とイチャイチャする最低な人!」と思うかもしれません。

これは恋愛関係ですが、会社でも同じことが言えます。

誰にとっての”良い人”なのか?

みなさんは選挙活動を見たことがありますか?

街頭演説をして「この街のために精一杯頑張ります!国をよくします!」と言うようなことを宣言している場面をよく見ると思います。

僕の街でも駅の近くでよくやっているのですが、ある日こんなことがありました。

立候補者が「この国の問題は〜です!だから私はこの問題のために〜します!」と言う風な演説をしていました。

その演説をしている人の前を若者が通った時です。

若者は意識的にか、無意識にかわかりませんが、持っていたゴミをポイ捨てしました。

演説をしていた立候補者はそれを目撃していました。そして、タバコを拾って、「まったくもう、困ったものですね」と言うような感じでニコニコしていました。

…。

みなさんだったらこの人に自分の町を任せたいでしょうか。

でも多分立候補者の人は、自分の印象を崩さないためにニコニコしていたんだと思います。

でも周りから見ると、ゴミのポイ捨てさえ注意できない人が、町をよくできるとは思わないと言うのが印象でしょう。

つまり『いい人』というのは、どこの視点で見るかによって変わるんですね。

“本当の良い人”になるために

例えば会社で部下がミスをして、叱りたくない気持ちもわかります。

叱ったら部下も凹むし、自分も嫌われるかもしれません。

でも、注意しないことによって、その部下が同じミスをすれば会社全体にとっても良くないし、部下が怒られるので部下にとっても良くないことです。

この時に大事になってくるのは“どこにフォーカスしている『いい人』なのか?”です。

優しくするのは

  • 自分のため
  • 相手のため
  • 全体のため

どこにフォーカスしているのかで、目の前の相手への対応が変わってくると思います。

この円のどこにフォーカスするかで、あなたの味方になってくれる人の人数が変わります。

“他者貢献”は”自己犠牲”ではない

ここまでの話は、捉える人によって「自分の気持ちを無視して、自分を犠牲にしろってことかよ!」と思う人もいるかもしれません。

しかし、自己犠牲とは全く違います。

自己犠牲と思うのは、自分が損をすると思っているからです。

実際に全体性を考えて行動すると、実は一番楽になるのは自分自身です。

例えば、もし自分が会社の社長や人事を決定する重要や役職であれば、部下の成長のためにしっかり教育してくれる人や、会社のために的確な意見を主張してくれる人、努力してくれる人をクビにしたいと思わないと思います。

つまり、全体性を考えることは、その全体の中に自分も入っていることになります。

部下が成長することで、周りも自分も楽になります。会社の業績があがることで周りも自分も楽になります。

より大きな視点で生きよう!

わかりやすい例でいうと上手く行っている実業家を参考にするといいと思います。

日本人なら誰もが知っているソフトバンクの孫正義さんは「情報革命の分野で世界を変える」という大きな視点を持っています。

実際に孫さんのおかげで多くの人がインターネットというサービスを教授することができるようになりました。(孫さんだけの力ではないですが)

もし孫さんが「お金持ちになりたい。お金が欲しい。」と周りに言っていたら、「知るか!」と周りの人は協力しなかったでしょう。

「世界の人の役に立ちたい!だからお金が必要なんだ!」というようなことを実践していたから周りに味方が増えたということです。

視点を大きくすればするほど、信頼の度合いも大きくなっていきます。

まとめ

大きな視点で生きるって、言葉で言うのは簡単ですが実際に実践するのは意外と難しいですよね。

僕も起業してからこのパラダイムを実感できるまでにはかなり時間がかかりました。

今でも完璧だなんて思っていませんし、「嫌われたくない」という理由で人に接してしまうこともあります。

たとえば、僕は顔を出してYouTubeなどで情報発信もしていますが、「自分がよく思われたい」と思ってやっていると正直続きません。

なぜなら「自分がよく思われたい」というモチベーションでやっていると、批判を受けた時のダメージが大きいからです。

何をやっても必ず批判してくる人はいるので、その時に心の支えになるのは「自分は世の中の為にやっている」という実感なんですね。

難しいと思いますが、日常の小さなことからでもいいのでやってみてください。

「周りのことを考えた方が楽」と思うようになるタイミングがくるはずです。

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