行動力を上げる心のブレーキの外し方とは?他人に理解されなくても人生を楽しんで生きるコツ

当の”価値”は自分にしか分からない

よく「ワクワクすることをしよう!」とか、「好きなことを仕事にしよう!」とかって言いますよね。

でも夢のないことをいうと、ワクワクすること・好きなことをやっていても辛いことはありますよ。

ただ、ワクワクすること・好きなことだからこそ「乗り越えたい」ってエネルギーが湧いてくるんですよね。

だから、ワクワクすること・好きなことをやっている人は他人から見ると「すごく努力している」と評価をされますが、本人は「やりたくてやっている」という意識です。

今回は、他人から理解されない自分の価値観を大切にすることで人生が変わるという話をしたいと思います。

後ろ向きな思考が行動につながらない理由

ガティブベースの夢は行動に移しにくい

「やりたいことや夢、願望、目標はある」

でも、行動しようと思っても行動できないことってあると思います。

大抵そういうときって、後ろ向きな思考になってることが多い。

たとえば「Youtubeとか使って自分でお金を稼ぎたい」という欲求があったとします。

その理由(原動力・モチベーション)が以下のようなものだったとします。

  • 「将来に不安がある」
  • 「他人にバカにされたくない」
  • 「惨めな思いをしたくない」

これってどちらかというとネガティブなモチベーションですよね。

このような思考で行動に移せるのは、「その不安が的中したとき・的中すると確信したとき」です。

たとえば、「1年以内に100%の確率で南海トラフ地震が起こります」と地震を研究している公的な機関がテレビで緊急ニュースを報道したらどうでしょうか。

100%確定しているなら、今から地震に備えて安全な場所に引っ越すとか、食糧や水を備蓄をするとか、何かしらの行動を起こしますよね。

このように、人間が後ろ向きな思考で行動できるのは「不安や恐怖を確信したとき」がほとんどです。

じゃあなぜ「不安や恐怖を確信したとき」じゃないと行動できないのか?

それは、人間にとって現状維持が一番安全だからです。

人間は自分にとってプラスになる有益な変化でも、「安定した状態がなくなる」と感じるとマイナス思考になります。(※)

後ろ向きな思考の一例をもう一度紹介します。

  • 「将来に不安がある」
  • 「他人にバカにされたくない」
  • 「惨めな思いをしたくない」

もし、その不安から逃れるために行動すると、もしかしたら事態が悪化するかもしれない。

他人に馬鹿にされるかもしれない。その結果惨めな思いをするかもしれない。

一方で、行動しなければ今より悪くなることは考えにくい。

つまり、「不安や恐怖」を避けるための最適解は『現状維持』なんですよね。

だから、ネガティブベースの目標ではほとんど行動できないんですね。

イメージでたとえると、ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる状態。

頭では「目標を達成したい!」と思っていても、心では「現状維持したい!」と思っているんです。

(※)参照:現状維持バイアスとは?新ツール導入時に陥るワナの克服法 – Humap

「好き」はエネルギーを連れてくる

のブレーキを外すには?

では、行動しやすい目標とはどんなものがあるのか?

あまり深く考えないで欲しいんですが、簡単にいうと下記のようなものです。

  • 「やってみたい!」
  • 「おもしろそう!」
  • 「楽しそう!」

つまり、好奇心や興味・関心のような人間にとって好ましい感情ベースの動機が、行動するための前向きな心を作ります。

紹介したとおり、人間にとって一番安全・安心な場所が現状維持です。

そこ(現状維持)から飛び出すための行動力は、ワクワクやドキドキといった探究心のようなものから来るということですね。

※ちなみに現状維持は人間の本能なので、全然悪いことではありません。

人間の脳は、ワクワクしている瞬間が最もクリエイティブに働きます。

行動力をあげるために最も大切なのは、自分が向かいたい未来を決めることなんですね。

自分の「好き」は他人には理解できない

人の価値観を捨てよう

行動するうえで大切なのは、他人に理解されないことを恐れないことです。

厄介なことなんですが、この「ワクワク」とか「ドキドキ」って他人に伝わらないことがほとんどなんですよ。

「ワクワク」とか「ドキドキ」って脳内で起こっている『現象(意識体験)』です。

これは、感情・感覚すべてに言えることです。

たとえば、お化け屋敷に入ることを怖がっている子供に、「お化け屋敷が怖くない100の理由」を説明したところで、子供の恐怖は解消されない。

「お化け屋敷なんて怖くないでしょ」という大人の感覚(意識体験)は言葉だけじゃ伝わらない。

言葉っていうのは、ただの記号なんです。

それと同じで、自分がワクワクすること、ドキドキすること、好きなこと、興味があることを100%相手に伝えることは難しい(というか不可能)。

究極をいうと、自分の感覚や価値観は「自分にしかわからないもの」です。

本当の”価値”を見抜こう

金や常識という共通幻想

自分の価値観に敏感になることは大切。

しかし、僕らは教育課程で、大人や学校の先生に「これは価値がある」、「これは価値がない」みたいな『常識』という価値観を埋め込まれるわけですよね。

まあ、もちろん先生や大人は悪気があって子供たちに様々なことを教えているわけではないとは思うんですが。

  • 「良い大学に入りなさい」
  • 「テストで良い点数を取りなさい」
  • 「安定した大企業に就職しなさい」

これらの価値観は、ひと昔の大人や先生の価値観で、自分の価値観なわけではありません。

そもそも、過去に正しかった生き方が、今も正しいとは言えない。

そんな”植え付けられた他人の価値観”で頑張っても辛いだけなんですよ。

たとえば、テレビなどは人間の「成功」を持っている・稼いでいるお金で測りたがります。

  • 「それ、売ったらいくらになるんですか??」
  • 「年収はいくらなんですか?」
  • 「いくら稼いでいるんですか?」

じゃあ、すぐになぜお金で測るのか?

それは、「お金」は誰もが共通してその価値を認識しているものだからです。

たとえば、電車マニアの人がいたとします。

自分が好きな電車のプラモデルについて力説しても、電車に興味がない人からするとなかなかその凄さが伝わらない。

でも「このプラモデル、一個100万円するんです」と言われたらどうでしょう。

つまり、お金というのは生きている中で日常的に使うモノなので、お金に換算すると多くの人でも理解しやすいということです。

だから、テレビではすぐにこういう質問をする↓

  • 「それ、売ったらいくらになるんですか??」
  • 「年収はいくらなんですか?」
  • 「いくら稼いでいるんですか?」

プロスポーツ選手、Youtuber、マニアなどに質問している場面をテレビでみたことがある人も多いでしょう。

でも本当にそれらの人たちは「お金」を追いかけていたのでしょうか。

お金だけでそんなに努力できたでしょうか。

お金では換算できない、他人には理解できないなにかがあったのではないでしょうか。

それが「ワクワク」とか「楽しい」だと思います。

他人には理解されなくても、自分の心の中に「楽しい」という『心理的報酬』があるなら、それは自分を突き動かすエネルギーになります。

本当に「好きなモノ」を選んでいるか?

ったあとでもワクワクするか?

大人になると、段々と周りの目を気にするようになりますよね。

実はこれ、起業家・実業家にも多いんです。「周りに合わせよう」とし始めるんですね。

周りの社長がブランド品ばかりだと、「自分もブランド品をもってないと情けない…」などと思いはじめる。

本当はアウトドア用の車が好きなのに、周りの社長から浮かないように高級車を買ってしまう。

まるで、ガンダムが好きだった子供が、中学生に入って、周りに自分がガンダム好きであることを言えなくなるような感じです。

「ガンダムが好きだ」という気持ちを抑えて、周りに合わせてブランド物の財布を買うようになる。

その結果、自分で買ったモノにワクワクせず、すぐに新しいものが欲しくなってしまう。ということになってしまいます。

買っても、買っても、買っても、また新しいモノが欲しくなる。

「モノは増えるけど、なんだかワクワクしない…」という風になってしまう。

「ワクワク」という心理現象を大切にしよう

しいという感情はそれだけでエネルギーになる

人間は必ずしも論理的思考で行動できるわけではない。

もちろんなにかしらの成果を出すためには論理も必要です。しかし、行動するためには「やってみたい・興味がある」と『感情』が大切です。

【まとめ】
  • 自分の感情・感覚は他人に伝わらない
  • 「他人はどうおもうか?」では行動力は上がらない
  • 「自分はどうしたいか?」を大切にする
  • 楽しい・ワクワクすることは行動のためのエネルギーになる

論理は他人に言葉で伝わりますが、この『感情』の部分は自分にしか分からない。

だからこそ、「自分はどうしたいのか?」というのは、自分で人生を作っていくうえで重要なキーワードとなります。

別の記事ではモチベーション維持の方法についても紹介しています。

行動してもなかなか続かないという方はこちらも読んでみてください。

では今日はこれで。

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